いつまでも利用者様の
居場所でありたい。
01 入社の経緯は？
高齢者介護を経て飛び込んだ、新たな挑戦。
福祉の専門学校を卒業した後、高齢者の訪問介護やデイサービスの生活相談員、施設長、ケアマネや有料老人ホームなど、様々なポジションで約10年間高齢者介護に関わってきました。もちろんやりがいを感じていたのですが、自分の中で高齢者介護を「やり切った」と思えるタイミングがあり、新たな挑戦として選んだのが就労移行支援です。
前職は3年ほど勤めましたが、異動が多く、利用者様の最初から最後までを見届けられないことにもどかしさを感じていました。そんな時に出会ったスマイルハートは、とにかく前オーナーが人徳のある魅力な方で、ここならばより一層利用者様に寄り添いながら働けるのではないか、と心惹かれたことを覚えています。
02 仕事の内容は？
管理業務の中でも、
一人ひとりと欠かさず対話。
現在はスマイルハート津田沼の施設長兼サービス管理責任者として、管理業務全般を担っています。朝は必ず利用者様を玄関でお迎えし、帰りも玄関でお見送りするのが私の日課。プログラム対応や利用者様への面談同席、個別指導計画の作成と進捗確認などを通して、スタッフ・利用者様全員の状況把握、数字の管理を行います。
事務所でのデスクワークも多くなりますが、利用者様あっての私たちなので、毎日必ず全員と会話するように心がけています。
03 仕事のやりがい
いつまでも利用者様の
居場所でありたい。
これほど社会貢献度の高い仕事はなく、なぜ最初からこの仕事をしてこなかったんだろう、と思うほど自分に合っていると思います。利用者様の就職が決まった時は自分のことのようにうれしく、定着支援訪問で頑張る姿を見ると感動して泣いてしまいます。
時には信頼関係を築くのに時間がかかることもありますが、様々な問題を抱えていたある利用者様から「〇〇さんを信用します」と言ってもらえた時には、うれしさと責任を感じて身が引き締まりました。その方は無事就職が決まり、今も半年に一回は近況報告に来て、仕事のことや家族のことなど、いろんな話をしてくれます。
2016年の入社からたくさんの利用者様を見送ってきましたが、『こんな私を信頼してくれてありがとう』という思いで、いつも必ず「卒業してもここはあなたの居場所だからね」と伝えています。
04 大切にしていること
共に現状を受け入れ、
「生きやすい」未来を拓く。
自己理解や障害理解をどのように深めていくか、ということは常に考え続けています。利用者様は自分の病気や障害を否定されてしまうと先に進めません。まずは現状を受け入れ、その先を一緒に考えていくことが重要で、だからこそ通院に同行して主治医の先生と話したり、ご家庭に訪問してご家族と話し合ったりと、本人の環境をできるだけ理解できるよう心を砕きます。
私たちでさえ、社会の荒波の中で生きていくのは大変なのに、利用者様はハンディキャップを抱えながら進んでいかなければならない。少しでもその道が楽になるように、という思いで自己理解と特性に対する対処・工夫を常に話し合っています。
