Story ブランドストーリー

ミチルワグループの成り立ちと想いをご紹介します。

Story01

「づらさ」を抱える
すべての人へ。

落ち込む人と励ます人のイラスト

年齢や性別を問わず、生きづらさ、働きづらさを抱えているすべての人々のために、私たちはある。
私たちは「障害」※1という言葉を、その人が心身に持つものではなく、
その人の特性と環境・社会がぶつかりあったときに生じる
「生きづらさ」や「働きづらさ」のことであるととらえたい。
昨今、障害の考え方は“個人モデル”から“社会モデル”※2への変容過程にある。
日常生活において制限を受けるのは“その人に障害があるから”ではなく、
社会が人の多様性に対応できず、多くの障壁を作り出していることに原因がある。
障害に対する社会の認識を変え、心の障壁を取り払った先で
誰もがのびやかに生きていける社会を、私たちは実現したい。

※1 障害表記ポリシー

ミチルワグループでは「障害」という言葉をその人の特性と環境・社会がぶつかりあったときに生じる「生きづらさ」や「働きづらさ」のことであるととらえているため、「障害」という漢字表記に統一しています。また、音声読み上げソフト等によっては、「障がい」という表記を「さわりがい」と読み上げられてしまう場合があり、これを避ける意図もあります。

※2 「障害」の考え方の変化

場面緘黙(ばめんかんもく)の場合

個人モデル

自分でなんとかしなければならない

特定の場面で話すことができない。

会話に困る人のイラスト

車椅子の場合

個人モデル

自分でなんとかしなければならない

エレベーターがなく、
誰かの介助がなければ辿り着けない。

階段に登れない車椅子のイラスト

Story02

志はひとつ、
思いは一人ずつ。

エンパワメントし合う人たちのイラスト

児童の発達支援から大人の就労支援まで、障害福祉の分野で活躍し、
多様な個性を持つ複数の事業会社がグループインすることでミチルワグループは始まった。
ミチルワグループとして抱く志はひとつだが、今まで培ってきた、各社の思いや特長はそのまま。
各社の個性も、人の個性も発揮しながら、
活発な交流と外部パートナーを含めたコラボレーションにより、
それぞれの強みを掛け合わせたサービスを展開していく。
人はみな違い、理解し合うことの限界も、私たちは知っている。
だからこそ、私たちは一律化を選ばない。
一人ひとりが持つ本来の力を引き出し、掛け合わせることで、
社会に大きなインパクトを与えるエンパワメントを巻き起こす。

Story03

あらゆる枠を
超えていく。

枠を超える人のイラスト

私たちが目指すのは、
「支援する人/される人」「マイノリティ/マジョリティ」
といった二項対立の枠を超えて、誰もが自分らしく生きることができる社会。
クリエイティブにイノベイティブに、ビジネスの力で社会課題を解決したい。
だからこそ、これからのミチルワグループのビジネスは、障害福祉の枠に留まらない。
例えば、少子高齢化、人口減少、地域経済の衰退、森林保全課題、異常気象による自然災害など、
他の社会課題とミチルワグループのサービスを結びつけることで、
これらの課題を複合的に解決できる仕組みを作ることも可能になる。
多様な生き方や働き方を認め合い、人とつながり、地域とつながり、たくさんの輪を広げていきたい。
社会に合わせるのではなく、社会を変える。
私たちはあらゆるパートナーと共に社会インフラを共創していく。

Story04

生きる、を充たす。

福祉という言葉がまとう、献身のイメージ。
このイメージを脱却し、自己犠牲を手放すことが、社会を変える第一歩。
「充ちる」ための最初の輪は、“自分”から始まる。
自分が充たされていないと、他人を充たすことはできない。
そして、家族、仲間、利用者さん、地域といった周りの人々に「充ちる」の輪が広がっていくことで、
社会全体が幸せや活力に満ち溢れ、持続可能な社会へと変化していく。
人とつながることは喜びであり、「づらさ」を超える希望だ。
他者を完全に理解することは不可能であり、長年抱えてきた偏見や固定観念を変えることも難しい。
しかしそれでも、私たちは“つながる”ことを決してあきらめない。
あらゆる分断を超え、人と、社会と、つながり続けることで
私たちはすべての人の「生きる、を充たす。」

生き生きと暮らす人たちで溢れる社会のイラスト